COLUMN
健康
肝臓の養生
2024年07月30日
肝臓の機能が悪化したり低下したりすると、違和感のある症状が現れて、それが原因となって様々な病気を引き起こす場合があります。違和感があれば、早めに養生に取り組むことが大切です。
肝臓の危険信号
- 手のひらが赤い。
- 体に赤い斑点がでる。
- 食欲が低下する。
- 脂っこい料理の匂いが気になる。
- 顔色が暗くて良くない。
- 目や体が黄色っぽい。
- 紅茶のような濃い色の尿。
- 身体がだるい。
- 身体がかゆい。
- 手が震える。
- お酒が美味しいと感じなくなった。
- 右肩甲骨の下あたりが痛い。
- 右肋骨の下が硬い、または、痛い。
- 蛙のようなお腹。
- 体重が減りにくい。
- 筋肉に疲労が溜まる。
- おへそのあたりの静脈が浮き出ている。
- 視力の低下。
- 物をたびたび落とす。
- つまずきやすい。
- 以前よりイライラしやすくなった。
- 不安で孤独。
肝臓の主な働き
糖質代謝
糖質はグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます。そして、グリコーゲンは必要に応じてブドウ糖として血中に送り出されてエネルギー源として使われます。
たんぱく質代謝
たんぱく質は胃から小腸を通過するまでに消化されてアミノ酸に分解されます。肝臓で再生される酵素タンパクは、細胞の新陳代謝の主役を担っています。
ビタミン代謝
肝臓はビタミンをコントロールする臓器ともいわれます。特に肝臓と深い関わりがあるビタミンは、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンKなどがあります。
脂質代謝
摂取した脂肪は肝臓で中性脂肪、リン脂質、コレステロールなどに合成されます。ストレスや過労が重なると、脂質代謝が低下して肥満の原因になります。
ホルモン代謝
肝臓の働きが低下すると、性ホルモンや下垂体ホルモンがアンバランスになる場合があります。ホルモンがアンバランスになると、精神的に不安的になります。
消化と解毒
肝機能が低下すると、胃酸過多の症状を起こしやすくなります。
肝臓の解毒の働きはアルコールや薬など、周知の通りです。